概要
お金の流れで世界の歴史を眺める本
個人的には歴史は戦争を軸に考えると理解しやすいと思っています(もちろん芸術、文化、科学とかそういった側面もありますが) 戦争をする理由はより豊かになりたいからというのが大きな理由なのかなと。
今回読み始めた本は私のそのぼんやりとした認識を少しクリアにしてくれそうな本です。 まだ 読み途中なので追記していく 予定です。
ユダヤ人
中国
- 秦はお金を作る技術(鋳造)が長けていた
- だから経済力が強く軍事力の向上や維持ができ、最終的に中華統一に繋がった
オスマントルコ
- アジアとヨーロッパを繋ぐ中継地点で交易により富が集中し栄えた
- イスラム教徒を増やすことで拡大した
スペイン&ポルトガル
- 帆船技術により海に出ていった(反対側は他国に囲まれて領土を増やすのには海に出るのが都合良かった)
イギリス
- 今までは産業革命により帝国を築いたという認識だった
- 産業革命といえば蒸気機関だが、当時突然湧いて出てきたアイデアではなく昔からあちこちで研究はされていた
- 欧州諸国で研究開発競争が行われていたがイギリスが先に実用化にこじつけられたというのが正しい
- ではなぜ先に実用化できたのか?それは金融システムの構築が早かったから
- 国債発行の開始と中央銀行(イングランド銀行)の運営開始がポイント
金融が発達→産業革命が加速→経済力と技術力が加速度的に向上→帝国の誕生
というのがイギリス発展の正しい認識なのかも
それ以前にも海賊の容認(利用)で他国を削ったりしていた模様。